やちろぐ

こないだの「ナンシー関　大ハンコ展」で買ったんだけど、2007年6月30日発行の、ナンシーが亡くなる2002年までの、単行本未収録のコラムを集めた文庫本。
コラムのネタは6年以上前のものなんだけど、今読んでも当時のTVの中の様子が頭の中によみがえり、そしてモヤモヤしてた違和感とか、あるタレントに対するぼんやりしたイライラ感が、ナンシーの言葉によって「そうだ、それだよ！」と、スッキリ解決する。ホントなんて観察力と文章力がある人なんだろう、と改めて思ったよ。

本作に収録されてる2002年以前のモノ／ヒトといえば、ソルトレークオリンピック、MAXミーナできちゃった婚、ムネオハウス、ワールドカップ、和泉元彌騒動、サッチー、ユウキがEE　JUMPから脱退・芸能界引退など。「あ～、あった！」と思うと共に、「そうだったのか！」と6年ぶりにスッキリすることあり。「ユウキは逮捕されちゃったよ」とか、「MAXミーナは復活してないどころか、MAXどっか行っちゃったよ」とか、伝えたいことがたくさん。ナンシー…（涙）。

お笑い芸人の生活と、芸人を目指す高校生を描いた森田まさのりのマンガの6巻が発売された。
んだけど、なんか切なすぎるよ、展開が(泣)。
ネタバレになるので多くは書かないけど、森田まさのりのマンガでこういう展開って今までイメージなかったので、なんかちょっとショック。設定が妙にリアルなだけに読んでてツラかったわ。子供絡ませたらアカンよ～。

今回のストーリーでは、M-1グランプリみたいな「NMC」という大会が描かれてるんだけど、M-1みたいな、決勝進出者発表時に芸人にカメラで密着してるカットがあったり、それ以外にも、お笑いコンビ「デジきん」の金本が出演してる番組が「くりぃむナントカ」の「ナントカホーテ」みたいな番組だったり、芸人のコンビ名が「二丁目拳銃」、「弾丸メタル」、「ノンスマイル」と、お笑い好きは思わず「ニヤッ」とするパロディがたくさん（コンビ名はそれぞれ「２丁拳銃」、「弾丸ジャッキー」or「瞬間メタル」、「ノンスモーキン」or「NON　STYLE」）で楽しい。

ドラマ「ROOKIES」がやたら好調みたいだけど、これもドラマ化されたりして。

浅野いにおのヤングサンデー連載のマンガの第3巻が発売。
主人公のプンプンが中学生になって、みんなちょっとオトナになったかな。
前に伊坂幸太郎が単行本の帯に「前衛でありつつ王道を走り抜ける」と書いてたんだけど、まさにそんな感じ。プンプンの見た目がこんななので、何かを勘ぐっちゃうんだけど、何も触れることなく王道の話が進んでいく。最後どうオトすのかが、ほんと気になる。
今回はプンプンの恋の行方の他、叔父の雄一の過去が明らかになっている。
も～、ホントどこにオトしたいんだろ。
そして、ヤンサンが7月31日発売号を最後に休刊するらしいけど、連載モノはどうなるんだろう・・・？

ビッグコミックスピリッツで連載してた花沢健吾のマンガが今週号で最終回を迎えた。
前作「ルサンチマン」は、設定はオモシロかったんだけどリアルとアンリアルの頭の整理が難しくなって最後はついてってなかったんだけど、本作はわかりやすく、最後まで楽しめた。

仕事も恋愛もダメな男が、いつまで経ってもダメな人生を過ごしながら、自分の大事なモノ・やりたいことを見つけていく、って感じのストーリーなんだけど、主人公の田西がホント要領悪いんだよね。とはいえ、マンガの世界ではモドカシイと思いながらも、逆に実はスゴく我々の現実世界に近い選択をしてたりして、なんだか引き込まれる。やってることは無茶苦茶だけど。

で、そんなストーリーを経た、今日発売のスピリッツ掲載の最終回は、個人的には100%正解の結末だったんじゃないかと思う。気持ちいいラストでした。読んでみて。

東野圭吾の2004年に発売された単行本が文庫化。って、2004年に発売されたのは全然知らなかったんだけどね。5/25に最新刊として発売されてたので即買い。

妻に先立たれ1人残った大事な娘をレイプの末に殺された主人公が、復讐すべく犯人を追い詰めていく、という話。「被害者の家族の気持ちと少年法」ってテーマはよくあるけど、東野圭吾らしい各登場人物の心理描写と、作りこまれたプロットに引き込まれ、後半は読み止まらなかった。ぴあの発売日にもかかわらず、ぴあそっちのけで一気に読んじゃいました。
最後の4～5ページで明かされる事実も「やられた～」って感じ。最後20ページくらいで「この展開ムリないか？」と思ってた点を一気にどんでん返しされた感じ。やっぱウマイねぇ。

あと、親目線で読むと、こういうストーリーはたまらんね。今の法律では少年を裁くのには限界があるけど、こういうの読んでると、主人公に是非犯人に復讐して欲しい、とか思っちゃう。考えさせられます。

角川文庫。740円。

カネコアツシの「月刊コミックビーム」で連載中のマンガの最新巻がでた。
前巻で「異物」と「裂け目」の関連性が明らかになってきたな、と思ったら、今度は同じロジックで次なる「異物」による新しい「裂け目」が出てきちゃって、「最後、ど～やって落とすの～！？」っていう、どんどん収拾つかない方向に行ってる。ってかこれ、解説本が欲しいなぁ。出ないと思うけど。

早く結末が知りたいってのもあるけど、そろそろ「BAMBi」みたいな、わかりやすいマンガも読みたいな～。短編集とかでいいから、出ないかな。

東野圭吾の探偵ガリレオシリーズの２作目を読んだ。1作目に比べて、余韻を残すような結末の話が多かったけど、それもまたよし。オモシロかったわぁ。
「不思議な出来事が科学の力で解明される」ってこと自体が、小説じゃなくても楽しいけど、この小説はキャラ設定とか話の構成とか、全てがよ～できてる。科学に寄りすぎると読んでて疲れそうだけど、出来事を再現する実験の描写がわかりやすくて、細かい理屈がわからなくてもわかった気になれる。

「容疑者Xの献身」も早く文庫にならないかなぁ。

SPA!で連載してる「バカはサイレンで泣く（通称:バカサイ）」が、SPA!の創刊20周年を記念して、オールナイトニッポンをジャック。
6月28日（土）27時～29時で「バカサイのオールナイトニッポンR」としてバカサイメンバーの天久聖一、せきしろ、椎名基樹に南海キャンディーズの山ちゃんが加わりオンエアされるらしい。これ聞きてぇ～。ポッドキャストで聞けないかなぁ。

SPA!では、当日の番組のためネタを募集中。
「「おふくろさん」の新前口上」とか「二十歳のおねしょ地図」とか「女聖飢魔Ⅱの「お前も○○にしてやろうか？」」とかバカなコーナーがたくさん。SPA!で連載中のコーナー「イマジン」（誰かが何かをしてる様子を想像してごらん、てコーナー。このコーナー大好きなんだよね。）もやるらしい。
絶対笑えるよ、これ。誰か音声ファイルに落とせない？

東京メトロの駅で配布されてるフリーマガジン「メトロミニッツ」が6月20日配布分からリニューアルされるらしい。リニューアル第1弾は「ビール」特集！
メトロミニッツって最初はオモシロかったんだけど、最近は宣伝に寄りすぎで、イマイチ記事がオモシロくなかったので、その方向性が変わってくれるといいな。

あと、リニューアルを機会に連載が終わっちゃったんだけど、渡辺潤平って人の、ひと駅読み切り小説「メトロのをんな」がスキだったんだよね。地下鉄を舞台にしたショートショートで、ちょっと泣ける話もあってヨカッタ。単行本にならないかなぁ。

岡崎二郎の「アフター０　Neo」の最新刊が発売された。
SFの短編集マンガなんだけど、事実に基づいた内容とファンタジーがほどよく配合された、夢があるストーリーがオモシロイ。絵も独特のポップな感じでカワイくてスキ。
この作品は高校の時くらいに知ったんだけど持ってなくて、ず～っと「また読みたいなぁ」と思ってたところ、数年前に再編集版として発売された時に全巻揃えたんだよね。で、またその後に「Neo」ってのが発売されて、それも購入。今回は、忘れてた頃に新作が出たのでウレシかったぁ。
ビックコミックの増刊号で連載されてるらしいんだけど、早く次のが読みたい！
他の著作もイロイロあるみたいなんだけど、本屋ではあんま見たことないなぁ。今度探してみよう。