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やちろぐ

不親切な「モノ・コト紹介ブログ」。 知ってるヒトはコメントを。 知らないヒトはタイトルをググってね。

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  posted by at 09:34:44 │EDIT
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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

  posted by やち at 22:54:32 │EDIT
本谷有希子の三島由紀夫賞候補になった作品。

戯曲を小説化しただけあって、情景描写が小道具まで目に浮かぶくらい具体的で、読んでると映像が目に浮かぶ感じ。だけど、舞台脚本的な読みづらさはなく、小説としてよくできてると思うわ。
ストーリーは、解説の高橋源一郎の言葉を借りると「日本の典型的な田舎を舞台にして、そこに住む人びと、そして、そこから出ていこうとする人びとの、ぎりぎりの思いと感情を描いた作品」。キャラ立ちし過ぎた登場人物たちが田舎町で過ごすちょっと異常な日々が、それぞれの登場人物の視点で描かれてるんだけど、オモシロかった。
映画のキャスティングは、澄伽役のサトエリはぴったりだけど、待子の永作博美はちょっとカワイすぎかなぁ~。とか言いながら、実は永作のドラマ/映画ってあんま観たことないんだけどね。

本谷有希子の他の作品も読んでみよ~。
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